【横浜国立大学提供】企業の利益率を考える 「半導体産業の利益率はどうして高いのか?」(2回シリーズ)
講座概要
2025年度のYOXOカレッジは、いま注目されているビジネス領域で活躍する専門家をお招きし、リアルな経験と最新の知見をお届けします(オンライン・無料講座)
起業を志す方には、アイデアを事業化するためのヒントを、企業で新しいプロジェクトやサービスを生み出したい方には、イノベーションを形にする実践的な視座を得られます。
講座概要
第1回:「半導体産業の利益率はどうして高いのか? 自動車産業と比較してみる」
半導体産業の営業利益率はデバイスメーカーのみならず、
装置・材料メーカーも含めて非常に高いことは一般に良く知られている。
特に半導体前工程に関わっている会社や事業部門では20%以上の営業利益率
を達成していることが普通であり、好景気では30~60%にもなる場合がある。
一方、自動車産業は一般的に10%以下であることが多く、自動車部品や材料
メーカーに至るまで同様である。これは会社や時期に依存することはあっても、
それが主たる理由ではなく、産業構造の違いによるもの、すなわち生産効率の
違いによるものであることを説明し、売価アップや固定費圧縮以外に利益率を
上げる本質は何であるかを様々な産業で高利益率を達成している企業や業種を
例に議論したい。講演の最後にはサムソン電子、TSMC、トヨタ自動車、
キーエンス、NVIDIAの利益構造を固定費・変動費に分けて比較し、さらに
ラビダスが利益を出すための条件も示したい。
第2回:「半導体産業の利益率はどうして高いのか?
第二弾:固定費型企業の価格戦略と内製・外注の判断ポイント」
前回の講演では半導体産業の損益を固定費・変動費に分けて分析し、
業界全体の高い利益率の源泉は高い生産効率から生まれることを自動車産業と
比較して示した。今回はそれをレビューしつつ、半導体メモリの価格が半値
に下がっても黒字化できる成功条件を、他の産業界での具体例と比較して議論
する。また、外注と内製のどちらが戦略的に良いのか、利益率の観点からの
判断ポイントを合わせて議論したい。
講師
近藤 誠一 氏
株式会社レゾナック フェロー
受講対象者
社会人・学生など
募集人数
最大で100名
受講料
無料
申込締切
第1回:2025年11月11日(火)17時00分
第2回:2025年11月17日(月)17時00分
講座案内・申込み
https://www.cseg.ynu.ac.jp/vb/yoxo2025-ynu1/
注意事項
2回シリーズですが、個別受講できます。
オンラインツールとしてZoomを使用します。
問合せ先
横浜国立大学 地域連携推進機構
成長戦略教育研究センター ベンチャービジネス担当
メールアドレス:vbl★ynu.ac.jp
※メールアドレスは「★」記号を@に置き換えてください。