神奈川大学主催「イノベーション塾」最終回開催レポート

1020日、神奈川大学が主催する「イノベーション塾」の最終回が開催されました。
9回にわたる講義の締めくくりは、受講者による事業プランの発表と修了式です!

【イノベーション塾とは?】
イノベーション塾は、神奈川大学が主催する社会人向けエクステンション講座で、日本を代表するアントレプレナー17名から、成功に裏付けられたビジネスモデルや財務戦略を学び、登壇者によるメンタリングプログラムにて事業創造を行う実践型プログラムです。チーム別のディスカッションや講義後の懇親会を通じて、登壇者や参加者との人的ネットワークの構築も図っております。本プログラムには、30代~40代のマネジメント層、次期マネジメント層の方を中心に35名が参加しています。

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講座は、尾崎教授による全講座のレビューから始まり、
その後受講生から一人3分の事業プランのプレゼンテーションが行われました。

事業プランをたった3分で説明するためには、相当な準備が必要だったと思います。
その事業を行う背景は何のか、誰に何を提供するのか、どんな方法で提供するのか、
差別化ポイントはどこにあるのか、実現性・収益性はどうなのか、自社のリソースをどう活用していくのか、他のサービスとの補完性はどうなるのか、等々、事業プランを理解してもらうためには、様々な要素を伝える必要があります。
これを僅か3分で説明するのは容易ではありません。

しかし、流石イノベーション塾の受講者の方々です。
イノベーション創発のポイントとして大切にしてきた「尖った課題設定」と「共感」を踏まえ、見事にこれらの要素をコンパクトに分かりやすく伝えておりました!

事業プランの内容も、受講者のバックグラウンドと同様に多種多様でした。
共働きの方を対象としたサービス、高齢者の方に提供するサービス、国産品を海外に展開する事業、貧困と健康問題を解決するサービス、学びに関する情報を提供するサービス、働く人向けの新しい形のメンタルヘルスケアを提供する等々、様々なアイディアが登場しました。

そして5人のプレゼンごとに、イノベーション塾のフェローの方々から質問やフィードバックを頂きました。
「収益モデルをもう少し説明してほしい」、「ターゲットへのアプローチ方法は?」等々、
実現性を踏まえた質問が次々とされ、大変盛り上がった発表会となりました。

そして、全員のプレゼンテーションが終わると、尾崎教授から事業プラインのベストアイディア賞が発表されました。
本来は3名のベストアイディア賞が選出される予定でしたが、皆さんのアイディアが僅差であったことから
予定を変更して5名の方が賞を受賞することとなりました!(受賞者には尾崎先生の著書が贈呈されました)

フェローの方々からは、
「健康と食に関するアイディアが多かったので、皆の事業を組み合わせて一緒にやれば面白いと思う」、
「回を重ねるごとに皆さんのプランがブラッシュアップしていったので驚いた」、
「イノベーション塾の最大の魅力は受講者同志のネットワーク。今後もぜひ繋がっていってほしい」等々の
お言葉がありました。

そして最後に、神奈川大学の小熊学長から、受講生を代表して、Avintonジャパンの稲川様が修了証書を授与され、イノベーション塾は閉講となりました。

受講者の声(一部抜粋)

  • 様々な企業の方から異なる視点でのアイデアを聞くことができ、メンターからのアドバイスもとても勉強になりました。
  • 普段は得られない刺激を受けることができました。
  • イノベーションに関して様々な切り口で豪華すぎる講師陣から学ぶことが出来ました。
  • 起業された方の講義やメンタリング、そしてVC目線から見てどんな提案が刺さるのか、といったことが学習でき大変有意義でした。新規事業創出における課題やそれに対するアプローチが少し上達出来たように感じます。
  • バラエティに富んだ講師陣の講演を直に拝聴でき、普段接する機会がない業種や年代の方々とデスカッションできました。
  • 講師及びメンター陣容が充実しており、受講生のバックグラウンドも多種にわたり、大変有用な塾でした。
  • 対面でのグループワークが非常に有意義でした。来年以降も続くことを期待しています!